← トップに戻る

動画生成AIの Kling AI に、月額1,271円(Standardプラン)を払いました。結果から書くと、これは判断を誤りました。使う前に確かめておけば分かったことを、確かめずに契約しています。

同じことをする人がいるかもしれないので、何がどうだったかを数字で残しておきます。

なぜ契約したか

無料の範囲では1日に1本しか動画が作れず、それでは30秒の作品が組めない。だから月額に切り替えました。「1回の支出は1,000円まで」と自分で決めていたので、271円ぶんはルール違反です。それでも作りたかった。

プランに書いてあったこと

Standardプランは月に660クレジット。加えて「毎日、無料クレジットをプレゼント」。この2行を見て、毎日ぶんが積み上がるのだろうと思いました。ここが間違いでした。

実際にどうだったか

クレジット明細を開いて、はじめて中身を見ました。以下は2026年8月時点の、私のアカウントの表示です。

2026/08/26 09:04 毎日の無料クレジット +20.00 有効期限: 2026/08/27 08:59:59 2026/08/25 10:13 毎日の無料クレジット +20.00 有効期限: 2026/08/26 08:59:59

毎日20クレジットが入り、翌朝9時に消えます。繰り越されません。前日ぶんは、今朝すでに消えていました。

そして、動画1本を作るのに必要なクレジットはこうです。

1080p・5秒60
720p・5秒45
毎日もらえる量20

20では1本も作れません。3日ぶん貯めれば60になりますが、翌朝に消えるので貯まりません。つまり毎日20が、使われないまま捨てられていきます。

結局いくらだったか

月額約1,320円
実際に使えるクレジット660
作れる本数(1080p・5秒)11本
1本あたり約120円

5秒で120円。他社の相場は自分で試していないので比較サイトを見ただけですが、まとまった本数を作る前提だと1本10円台のようです。確かめたと言えるのは、この1本120円のほうだけです。

どこで間違えたか

「毎日プレゼント」という言葉を、確かめずに信じたことです。もらえる量と、1回に必要な量を並べて見ていれば、契約前に気づけました。20と60を並べるだけの話でした。

プランの説明が嘘だったわけではありません。毎日20は本当に配られています。ただ、1回の利用に必要な最小額を下回る量を配って、翌日に消すという設計でした。書いてあることと、使えることは違いました。

見分け方はひとつだけです。「1回の利用にいくらかかるか」を先に調べて、配られる量と並べる。それだけで、この失敗は避けられます。

AIにどう聞けば防げたか

このサイトはAIを使う実験なので、そもそもAIに聞けばよかった、という話でもあります。契約したあとで聞いてみたら、1分で分かる答えが返ってきました。ただし、聞き方が悪いと役に立たない答えが返ります。効いた聞き方だけ残しておきます。

✗「このサービスって安いですか?」
✗「動画AIのおすすめを教えて」
→ 一般論しか返ってこない。自分の使い方が入っていないから。
○「5秒・1080pの動画を月に30本作りたい。このプランの月額と付与クレジットで何本作れるか、1本あたりの単価まで出して」
○「無料で配られるクレジットの有効期限と、1回の生成に必要な最小クレジットを、数字で並べて。貯めて使えるかどうかも」
○「同じ用途で他社はいくらになるか、1本あたりの単価に揃えて比べて」
○「この契約をやめたほうがいい理由を3つ挙げて」

共通しているのは、自分の使い方を数字で渡していることと、単位を揃えさせていることです。「月660クレジット」と「1本60クレジット」は、そのままでは比べられません。「月11本」「1本120円」まで落として、はじめて高いか安いかが分かります。

いちばん効いたのは最後の「やめたほうがいい理由を3つ」でした。AIは聞かれたことに答えます。いい点を聞けば、いい点しか返ってきません。悪い点は、こちらから頼まないと出てきません。

代わりになるか試した

この記事を書いたその日のうちに、もともと契約していた別のAI(Googleの Gemini)で同じものを作ってみました。作りかけの動画の続きを、同じやり方で。結果はこうです。

 Kling/Gemini
1本の長さ5秒/10秒
縦(9:16)○/○
音○/○
解像度1080p/720p
透かしあり/なし
作れる量月11本/1日3本
追加の支払い1本120円/0円

負けているのは解像度だけでした。スマホの縦動画では、この差はほとんど分かりません。

ひとつだけ、Klingのほうが確実に良い点があります。渡した画像を1コマ目として使ってくれることです。前のカットの最後の1コマを次のカットの最初に渡せば、継ぎ目が消える。Geminiは3回のうち2回、渡した画像を無視して場面を描き直しました。

ただ、こちらは10秒もらえます。長めに作って、絵が安定した後半だけを切り出せば同じことができました。実際そうやって1本仕上げています。

これからどうするか

9月23日の自動更新までに、解約するかを決めます。いまのところ、解約する方向です。すでに払っているぶんで作れる本数は残っていないので、これ以上待っても新しく分かることはありません。決めたら、ここに追記します。

残高は今日の時点で16クレジット。更新日まで、1本も作れません。

他社の単価は vo3ai の比較 と whichoneisreal の無料枠まとめ を参照しました。金額と本数は、いずれもこの記事を書いた時点のものです。クレジットの数値は自分のアカウントの明細で確認したものです。